塗装の種類と特徴

ここでは一般的な塗装の種類と特徴についてのページです。
健康住宅には木材は勿論、塗料も大いに関係してきます。
建築に無垢材を使用しても、健康を害するような塗料を使用すれば無垢材を使う意味をなしません。
弊社のフローリングでは基本的にウレタン塗装をUV照射によって硬化させております。それ以外の塗装をお求めの方は特注依頼から承ります。

ラインナップ(ページ内リンク)
溶剤についてウレタン塗装UV塗装バトン塗装天然素材系塗装完全天然素材塗装

溶剤について

原則として塗料の元となる物質に溶剤を加えて塗料を作ります。しかし完全天然素材系塗料には溶剤は含まれません。

塗料など水に溶けないものを溶かす有機化合物で、揮発しやすく工業的な用途に使われるものを有機溶剤と言います。

主な有機溶剤
ホルムアルデヒド 「超揮発性有機化合物」で法的規制があります。
トルエン、キシレン ホルムアルデヒドの1ランク下の「揮発性有機化合物」に位置します。 法的規制はありません。

ウレタン塗装

空気に溶剤が触れることによって、塗膜を硬化させます。よって、硬化するのに時間がかかるために製品に溶剤が残っている可能性があります。

長所 ① 見た目がソフトな感じ。
② 価格が安価。
短所 ① 完全硬化するまでに時間がかかるために、製品に溶剤が残っている可能性があります。

UV照射

紫外線照射による塗膜を硬化(塗料に紫外線を当てて乾燥させるために)させます。
硬化後の製品は空気中に離散しないので、人体に害を与えるシンナー等の有機溶剤等の影響を受ける事がありません。

長所 ① すぐに完全硬化する。
② 匂いが無い。
③ 塗料ロスが少ない。
短所 ① 塗料価格がウレタン塗装より高い。
② 機械設備が高価である。

バトン塗装

(自然素材塗装)
大谷塗料(外部リンク)が販売する植物油脂を主成分とする自然素材塗装です。
バトン塗料には防腐剤が入っていません。
弊社の内装用焼杉などに使われております。
厚生省の食品衛生法・食品、添加物の規格基準に合格した塗料です。

長所 ① 安全性が高い
短所 ① 厚塗りが出来ない
② 乾燥が遅い
③ 耐水性、耐薬品性、耐溶剤性が弱い
④ 塗装膜が柔らかい
⑤ 菜種油の匂いがする

天然素材系塗装

完全な天然素材の塗料ではありません。
塗料の元となる物質は天然ですが溶剤をわずかに入れることで、塗料としての完成度を高めています。
オスモ、リボス、アウロなどの塗料があります。

長所 ① 安全性が非常に高い
短所 ① 厚塗りが出来ない
② 耐水性、耐薬品性がない
③ 数回塗装しなければならない
④ 長持ちしない
⑤ 価格が非常に高い

完全天然素材塗装

もっとも安全性の高い塗料です。溶剤は入っていません。
柿渋塗料があります。

長所 ① 安全性が非常に高い
短所 ① 数回塗装しなければならない
② 乾燥に時間がかかる
③ 乾燥するまでに、独特な匂いがある

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