ご挨拶

肖像写真
おかげさまで、無事85周年を迎えることが出来ました。
「創業100年をきちんと迎えられるような会社にしたい」そして、わたしの子孫に、「どんな厳しい状態にも諦めず立ち向かっていった自分の姿を残したい」という思いでここまでやって参りました。

「商売は売り買いだけではない」

初代、そして二代目から受け継ぎ、この85年という間に培われてきたものは、ひとえに、この事に尽きるのではないかと思います。

それは、一見商売とは関係の無いところにある、「誠実さ」から生まれる「信頼」です。
本来、商売は単純な構図で出来ています。

「売り手」と「買い手」の二つです。

しかし、時を経て、経済発展により流通が複雑化し、「木材業界はいつの間にか買い手から遠ざかってしまったのではないか」という感を抱くようになりました。

生産者からの正しい情報が末端ユーザーに伝わっていなかったり、逆に、末端からのニーズもこちらに入ってきていないのです。
例えば私どもが扱う商品は全てが自然素材です。湿度によって伸縮し、そりが出たりするものです。

しかし、本来、正しい知識で使用をすれば年月による木独自の風格を重ねながら、長く使用する事ができます。
昔の大工の棟梁は、技と経験によって、木材の自然のバラつきをうまく活かす方法を心得ていました。

しかし今は、大量生産を目的とした標準化を良しとする風潮の中で、天然特性を無視されたかのような状態で製品化され、使用されている傾向があります。
良い点だけが強調され、本来の特質を知られないまま使用される事で、割れなどが出て、お客様が木の本来の良さを誤解されてしまう原因となったりします。

木材業を3代に渡り営み、木で生きる者として、大変残念なことです。

そこで、これらを解決する一つの方法として、このホームページを新しく、より一層充実させたものにする事としました。
施主、施工者、工務店など、木材に関わる人々それぞれに、それぞれの思惑とニーズがあります。

ウェブサイトを使うことで、そういった「木材に関わる人々の情報を集め最大公約数を割り出す場」として、また、「生産者としての責任を持った情報を発信していく場」として使っていきたいと考えています。

ただ「売って終り」「買って終り」ではなく、木材によって広がる世界も知ってもらう、それがわが社の使命なのではないかと考えています。

代表取締役 平川辰男

平川辰男